(掲載日:2022/9/6)

低温果実肥大力のある省エネ品種 キュウリ『ポイント』

低温果実肥大力のある省エネ品種
キュウリ『ポイント』

(株)ときわ研究場が新発売するキュウリ『ポイント』は、ウドンコ病、褐斑病に強く、ベト病にも比較的強いため、薬剤散布が軽減でき、栽培後半まで安定した栽培が行える品種です。適作型は、ハウス栽培で9月~3月まき。葉は極濃緑で中大葉、受光態勢の良い草姿となり、管理作業が行いやすいです。

草姿は強、節間は間伸びしにくく、側枝・孫枝とも安定して発生します。果実肥大は早く、1~2月の低温期でも実溜まりしにくく、初期から多収となり、樹ボケの心配は少ないです。また春先からの高温、乾燥下においても順調に果実肥大し、果形の安定性に優れ、短形果になりにくいです。

主枝雌花率は12月播種で60~70%となります。各節1~2果成りが主体です。果実は21~23cmで、果色は極濃緑、肩こけ少なく秀品率は高いです。また果やけの発生も少なく安心して栽培できます。

台木は「ぞっこん」「ときわGT-Ⅱ」が適しています。灌水、追肥は早めのタイミングで行ってください。定植後、活着までは主枝節間が詰まり過ぎないように気温は高めで(最低17~18℃)、スムーズに活着させてください。収穫期の最低夜温は13℃でも果実肥大はスムーズで安定した収量となります。安定した草勢で最後まで側枝の発生が良いため、栽培後半に過繁茂になり過ぎないよう適宜摘心を行ってください。

–お問合せ先–
株式会社ときわ研究場
〒355-0167 埼玉県比企郡吉見町田甲1087
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