(掲載日:2023/07/27)
ヤンマーホールディング(株)のグループ会社であるヤンマーアグリ(株)は、トラクター装着用のワイナリー(垣根栽培)向け静電ブーム『WS300』を2023年5月1日に発売しました。エアアシスト・2段散布方式と静電ノズルで周囲への農薬の飛散を減らし、環境負荷、資材費の低減、安心・快適作業の実現に貢献します。
主な特長として、従来専用機で行っていた散布作業がトラクターで行えるようになりました。トラクターでは散布以外にも摘心機やモアなどに付け替えることで幅広い作業に対応でき、ワイナリー管理作業の効率化を実現します。さらにキャビン付トラクターであれば農薬による被ばくを防ぎ、エアコンで暑い夏場の作業も快適に行えます。
左右調整式ノズルにより、垣根幅2.3~2.6mの作付け体系に適応しています。エアアシスト・2段散布で効果的な散布が行えます。エアアシストで下から風が吹き上げ、葉を浮かせることにより1段目の散布で葉裏や奥まで薬剤を散布します。2段目は上から葉の表面に散布することで、全体を均一に防除することができます。
静電ノズルの採用により、薬液をマイナスに帯電して噴霧し、茎葉の混み入ったところにも薬液を付着させることができます。さらに周囲への農薬の飛散を減らし、環境に優しく、ムダな散布が少ないためコスト低減にも貢献します。また、ノズルは個々に向き(角度)を変えることができ、左右のノズル幅を調整することで、さまざまな垣根に対応できます。
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