(掲載日:2023/08/07)

作業能率3倍、燃費6割減のディスクハローを40-60馬力クラス向けに新開発 『KUSANAGI MDH1820』

作業能率3倍、燃費6割減のディスクハローを
40-60馬力クラス向けに新開発
『KUSANAGI MDH1820』

三菱マヒンドラ農機(株)は、近年需要の高まっている耕耘用作業機ディスクハローの小型機を45〜60馬力のトラクター向けに開発し、初の国産ショートディスクハロー『KUSANAGI MDH1820』として、2023年10月に発売します。

ディスクハローは大型のトラクター向けの輸入製品がほとんどで、多くは北海道などの大規模圃場で使用されていますが、今回の製品は、本州での利用も多い45〜60馬力のトラクターで使用できる唯一の国産ショートディスクタイプ・ディスクハロー(※1)です。

※1:ディスクハローとは、トラクターの動力を使わずに作業機の重さを利用し、円盤型のディスクで土を切るようにして粗耕起や緑肥・雑草の鋤き込みを高速で行なえる作業機です。

<製品特徴>
・緑肥の鋤き込みも高速で行える
大型のディスクハローをそのままダインサイジングするのでは、50馬力クラスのトラクターには重すぎて使用できず、逆に50馬力用に軽量化すると耕耘部(ディスク)の接地圧不足になり十分な耕耘深度を得ることができません。今回の製品は、独自の構造により軽量化と耕耘深度を両立することに成功しました。また、耕耘幅も対応するトラクタートレッドに適した2m幅としたことで、高い作業性を発揮します。

<製品メリット>
・作業能率が圧倒的に高い
既存ロータリー(2km/h)の約5倍の耕耘スピード。圃場によっては2回耕耘が望ましい場合がありますが、それを勘案しても作業効率は概ね3倍。燃料は約6割削減できます。条件にもよりますが、1ヘクタール程度の圃場なら約1時間で耕せます。

・「砕土性」「均平性」に優れる
ロータリーによる耕耘は土を細かく粉砕しすぎるため、降雨後に硬化しひび割れを起こしますが、ディスクハローは土を細かくし過ぎず降雨後に硬化しにくいです。そのため、根張りや根への水分・空気の供給の点でロータリーに勝り、粗耕起に最適です。

・環境にやさしい。秋耕に最適
低燃費で作業時間が短く済むため秋耕が行いやすく、除草や緑肥の鋤込みもできます。秋耕は化学肥料使用量の低減や温室効果ガスの削減につながります。農林水産省では「みどりの食料システム戦略」の中で、温室効果ガスのメタン排出量削減に秋耕が有効として推奨しており、収穫後の水田では秋耕を行うことによりメタン排出量を5割削減できるとしています。また、秋耕を行うことにより地力が回復し、翌春の減肥にもつながるため、環境にやさしい農業につながります。

※モニターした農家の感想、参考資料の詳細はウェブサイトにてご覧ください。

三菱ディスクハロー『KUSANAGI MDH1820』
標準小売価格(予定): 1,342,000円(税込)

–お問合せ先–
三菱マヒンドラ農機株式会社
〒340-0203 埼玉県久喜市桜田2-133-4
TEL:0480-58-7050
FAX:0480-96-9996

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