（掲載日：2023/09/13）
『ビオフレックスマルチプラス』（黒）
サトイモ栽培での使用
アキレス（株）は、生分解性マルチフィルム「ビオフレックスマルチ」の機能を強化し、保湿効果を高め植物由来原材料を含有した『ビオフレックスマルチプラス』を、2023年10月2日（月）より全国で発売します。
生分解性マルチは地温調節や土壌乾燥防止、雑草防止など農業用マルチフィルムの基本機能に加えて、土中の微生物の働きで最終的に水と二酸化炭素に分解する性質を備えた農業用フィルムです。使用後はしっかりと鋤き込むことで、ポリマルチで行われていたはぎ取りや土落とし、回収の作業が不要となります。就農人口の減少と高齢化が進む中で、省力化による生産性向上や使用済みプラスチックの廃棄コストの削減に寄与し、温室効果ガス削減などによる環境負荷低減にもつながることから、国や自治体も生分解性マルチの利用拡大を推進しています。当社の生分解性マルチ「ビオフレックスマルチ」も発売以来、全国各地でさまざまな野菜、果樹の栽培にご使用いただいています。
『ビオフレックスマルチプラス』は、従来品「ビオフレックスマルチ」と比べて土壌の乾燥を防ぐ保湿効果を向上させた生分解性マルチの新製品です。土壌の水分蒸発が抑えられ作物の生育性向上に寄与します。保湿効果の評価として、JIS Z 0208条件B（40℃×90％RH）を参考とした透湿度試験（当社法）を行いました。試験の結果『ビオフレックスマルチプラス』の透湿度が従来品より約20％低減し、水蒸気バリア性能が向上していることを確認しました。また、機械展張が可能な強度と柔軟性を備え、黒・透明・銀ネズ・白黒のカラーバリエーションで地温調節や雑草防止など多様なニーズに対応します。作物収穫後はしっかりと鋤き込むことで、ポリマルチでは必要となるはぎ取りや廃棄の労力、コストの削減は従来品のとおりです。
『ビオフレックスマルチプラス』は、日本バイオプラスチック協会の「生分解性プラ」（登録番号1209）と日本有機資源協会の「バイオマスマーク」（認定番号230082：バイオマス度20％）の認定品※で、環境配慮型製品として使用できます。アキレス（株）は今後も環境配慮型製品の開発や機能向上の取組みを積極的に進めていきます。
※：白黒については、バイオマスマーク20の認定品ではありません。
■生分解性マルチフィルム『ビオフレックスマルチプラス』
発売日： 2023年10月2日（月）
規格寸法 ： 厚さ0.016～0.02mm×幅95～210cm×長さ200～800m（製造可能範囲）
色 ： 黒、透明、銀ネズ、白黒
–お問合せ先–
アキレス株式会社 農業資材販売部
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ＴＥＬ：０３－５３３８－９２８９